鉛だま

飲み込んだ

重いな・・

 

 

蛍火

明滅する蛍の火を目で追う

物思いと無心が

いつの間にか交錯する

そしてそのとき

心は宙を飛ぶ

『意馬心猿』

こころの乱れを抑え難いこと

馬が走り回り、猿が騒ぎ立てるのを制しがたいところから。

弱気の虫

これでいい筈がないのに
これでもいいかと、ふと思う

ま、どっちにしても

然程の変わりはない

夢

明け方少し怖い夢で目覚めた。

まだ風邪が抜けきっていないのか

どこか熱っぽい、身体の芯が重い


吉夢と悪夢は語ってはいけない。
良いことは語った相手に逃げてゆくというし
悪いことは本当になるのだとか・・・

黙すべし！

語らざれば・・

憂いはない？

口に出した途端　悲しくて泣いてしまうことも

黙していれば、表面穏かでいられる。

誰かと手を取り合って涙を流しあう

それはそれで悪いこととは思わないけど

もう繰り返すのはやめ



みな今を生きる。

天衣無縫

理由ばかりを探している。
正当性を論ってみたところで
もとより在るはずも無い。

理由付けなど無意味

だって私は
こうしたいからこうしている.

気持ちは

強要するものではない。
そんなこともうずっと前から知っていた。

知ってはいたけど
納得はしていないんだろうな・・

たぶん

晩春～初夏

春から夏に向かう今の季節が
少し苦手・・

一斉に萌えいずる木々の緑に立ち眩みを起こす
水鏡の田圃を渡る風は二の腕に鳥肌を立たせる

体の不調は心に同調する？
どこかの螺子が１本落ちたみたいな・・・そんな風で・・・

地に足が着かなくて心もとない。
ふわふわと浮いてるのは心なのか身体なのか
たぶんどっちも・・

とても心もとない。

今朝・・

まだ布団の中
目覚めて不意に思ったのは

あぁ、また冬が来る～～ってことだった。

春秋逆転？？？

薄ぼんやりとした霧が晴れてきて気がついた、
外の雨
雨の音が
きっと秋を呼び覚ましたのだろうと思う。

違うな・・

雨を孕んだ風の音だったのかも・・